2021.03.19

「カーボベルデ国ハイブリッド発電システム導入プロジェクト」を受託しました

ディーゼル発電と再生可能エネルギーを組み合わせた最適運用について技術支援

プレスリリース

    当社は中国電力株式会社(以下、「中国電力」)と共同で、3月19日、独立行政法人国際協力機構(JICA)より「カーボベルデ国ハイブリッド発電システム導入プロジェクト」(以下、「本案件」)を受託しました(代表企業:キューデン・インターナショナル)。

    本案件は九州電力株式会社が2016年に受託した「カーボベルデ国再生可能エネルギー導入と系統安定化のための情報収集・確認調査」における提案に基づき組成されたものです。

 

    カーボベルデ共和国は、大西洋の西アフリカ沖合に位置する島しょ国であり、恵まれた風況を活かして、風力発電を中心とする再生可能エネルギーの導入率を2025年までに50%とすることを目標としています(2018年時点で18.2%)。

※ U.S. Energy Information Administration資料より

 

    本案件では、現状、ディーゼル発電の運転出力下限値の制約から風力の発電量が抑制されているため、ディーゼル発電の運用・維持管理基準を見直すとともに、ハイブリッド発電システム最適運用の提案を行います。更に新たな再生可能エネルギー導入促進策についても検討します。

    九電グループからは、九州電力送配電株式会社及び西日本技術開発株式会社も本案件に参画し、離島での電力供給と再生可能エネルギー導入に関する知見を活用した技術支援・提言を行います。

 

    九電グループは、これまで国内外の電気事業で培ってきた技術・ノウハウ・ネットワークを活用し、最新の知見や先端技術を取り入れ、地域や時代のニーズ・課題に対して付加価値の高いソリューションを提供するとともに、カーボンニュートラル推進にも寄与してまいります。

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