2025.04.24

LiveEOと資本業務提携を行いました

衛星データ解析AI技術で事業展開するドイツ企業との協業を開始

プレスリリース

 当社とドイツのスタートアップ企業であるLiveEO GmbH(以下、LiveEO)は、2023年に出資した北欧スタートアップ投資ファンドNordicNinja VC Limited(以下、NordicNinja)を通じて、資本業務提携を行いました。

 LiveEOは、独自のAI技術を活用して人工衛星データを解析し、送配電線、鉄道、パイプラインなどのインフラ設備の監視ソリューションや、欧州の森林破壊規制(EUDR)に対応する森林モニタリングサービスを世界各国の企業へ提供しています。

 現在、LiveEO、NordicNinja及び当社3社は、九電グループが行うLiveEOのサービスを利用した送電線周辺の巡視・点検に関する実証事業を行っています。

 LiveEOと当社は、実証事業から得られた知見を活かし、LiveEOの日本やアジア諸国への展開や、新たなソリューション開発に関する協業を進めるために、今回、資本業務提携を行いました。

 両社は今後も、これらの取組みを通じて連携を強化し、持続可能な社会づくりに貢献してまいります。

 

[LiveEO CEO Sven Przywarraコメント]

この資本業務提携において、九電グループとインフラ設備の保守・管理における衛星データの活用を推進するための協力ができるようになり、非常に嬉しく思っております。実証プロジェクトを皮切りに、連携を深め、この提携が日本の社会インフラの課題解決に貢献できる一歩になることを強く望んでおります。

 

[NordicNinja Managing Partner Rainer Sternfeldコメント]

近年、日本において自然災害リスクの増加と人手不足が進行する中、インフラ設備の保守・管理に関する課題解決が必要不可欠であると考えています。このような背景のもと、九電グループとLiveEO社との提携は極めて重要な意味を持ち、この協力が日本の社会インフラ全体に対する効率化及び安全性向上への貢献の第一歩となることを確信しています。

 

[キューデン・インターナショナル代表取締役社長 満吉隆志コメント]

この度、LiveEOとの資本業務提携が実現し、大変嬉しく思います。電力インフラ設備の保守・管理には、デジタル化による効率化などの課題解決が必要とされています。LiveEOの衛星データ解析技術は、送配電設備に限らず、様々なインフラの課題解決にも貢献できると確信しています。また、森林破壊を防止するための監視などの環境サービス事業は、持続可能な社会づくりにも貢献できると期待しています。今後、協業を発展させ、九州から日本、そしてアジア諸国への価値提供に繋げていきたいと考えます。

 

以 上

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