当社及び九州電力送配電株式会社は、英国スコットランド東部アンガスの沖合約27kmに位置する「Seagreen Phase１洋上風力発電所の海底送電事業（送電設備容量約108万kW）^※１」について、英国のインフラファンドであるエクイティックス社と共同で設立した特別目的会社「Seagreen Phase 1 OFTO Project Limited」（以下「事業会社」）を通じ、資産譲渡契約及び融資契約を2025年３月６日に締結しました。本融資は、株式会社国際協力銀行、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、Aviva Life & Pensions UK Limitedによるプロジェクトファイナンス^※２です。

　九電グループは、事業会社を通じて洋上・陸上変電所を含む海底送電設備の所有権を取得し、資産譲渡完了日から24年間にわたり本設備の運用・保守を行ってまいります。

　本事業は、アラブ首長国連邦 海底直流送電事業^※３に続き、九電グループ２件目の海外送電事業となります。またその他に、英国 Dogger Bank A洋上風力発電所の海底送電事業について、優先交渉権を獲得しています^※４。

　九電グループは、今後も、これまで培った高い技術力や豊富な経験を活用しながら、各国や地域の課題に応じた最適なソリューションを提供し、再エネ導入に伴い事業機会が拡大する送配電事業へ積極的に参画することで、「九電グループ カーボンニュートラルビジョン2050」に掲げる、低炭素で持続可能な社会の実現に挑戦してまいります。

 

以　上

※１　2023年12月　Seagreen Phase１海底送電事業優先交渉権獲得（2023年12月25日お知らせ済）

※２　プロジェクトの将来キャッシュ・フローを返済原資とする資金調達方式

※３　2021年12月 アラブ首長国連邦 海底直流送電事業参画（2021年12月24日お知らせ済）

　　　2022年9月　アラブ首長国連邦 海底直流送電事業融資契約締結（2022年9月26日お知らせ済）

※４　2024年3月　英国 Dogger Bank A海底送電事業優先交渉権獲得（2024年3月25日お知らせ済）